「面接でのNG質問10選」byケアマネ社労士@横浜

みなさんこんにちは。ディライト社会保険労務士事務所の正躰です。

先日、お客様より、やっとの思いで求職者の面接にたどり着き、良いご縁があれば!!
と期待しているとの明るい話を伺いました。

その際に、話の流れから面接の質問シートなるものも確認させていただきましたが、
質問事項に「家族構成について」との気になる質問が・・・
面接の質問については、以前は確認していたけど、
最近ではNG質問と判定されるものもあります。
以前からNGとされている質問も含めて、改めてNG質問について確認していきましょう。

NG質問1:「本籍地はどこですか?」
最近では、就職後も職員の本籍地を確認すること自体ないのかもしれませんが、
まずはNG質問の代表格!!本籍地確認です。
本籍・出生地に関する質問は、応募者本人の適性・能力と無関係であり、就職差別につながるおそれがあります。
特定の地域出身であることを理由に採用判断に影響を与えることは、公正な採用選考の原則に反します。
本籍地は戸籍謄本などで確認できますが、採用選考段階での把握は避けるべきです。

NG質問2:「ご両親の職業は?」
こちらも代表的なNG質問ですね。
家族の職業は、応募者本人の適性・能力とは関係がなく、把握を控えるべき事項です。
親の職業によって採用判断を左右することは、本人に責任のない事項を選考基準とすることになり、
就職差別につながります。応募者自身の職務経歴や能力に基づいた評価が重要です。

NG質問3:「ご家族の健康状態に問題はありませんか?」
本人の健康状態については質問を行うこともありますが、
家族の健康状態や病歴に関する質問は、本人に責任のない事項であり、採用選考で把握すべきではありません。
家族の健康状態が応募者の業務遂行能力に影響を与えるという合理的な根拠がないため、
このような質問は就職差別につながるおそれがあります。

NG質問4:「お住まいは、一戸建てですか?それともアパートですか?」
このような質問はついついしてしまいがちですが、
住宅の種類や間取り、部屋数などの住宅状況に関する質問は、応募者本人の適性・能力と無関係であり、
把握を控えるべき事項です。
住宅状況から経済状況や生活環境を推測し、採用判断に影響を与えることは、公正な採用選考の原則に反します。

NG質問5:「ご家族の学歴や収入はどのくらいですか?」
こんな質問します?と思われる方もおられると思いますが、
私は以前に、これに近い質問を受けたことがあります(笑)
家族の学歴や収入・資産に関する情報は、応募者本人の選考に影響を与えるべきではありません。
これらは本人に責任のない事項であり、採用選考で把握することは就職差別につながるおそれがあります。
応募者自身の学歴や職務経歴に基づいた評価が適切です。

ここまでがまず家族等に関わる質問で、結局のところ、家族に関わる質問は、
本人に責任のない事項に関する質問として捉えられるため、NG質問になる傾向が高いです。
アイスブレークの流れで、ついつい家族の質問などしがちですが、気をつけなければ。

NG質問6:「宗教は信仰していますか?」
これもNG質問代表格の一つですね!!
説明不要かと思いますが、宗教に関する質問は、本来自由であるべき事項であり、採用選考の対象外です。
応募者の宗教信仰の有無や内容によって採用判断を左右することは、
思想・信条の自由を侵害し、就職差別につながります。業務遂行に必要な適性・能力の評価に専念すべきです。

NG質問7:「支持政党はありますか?」
支持政党に関する質問は、思想・信条の自由を侵害するため、絶対に避けるべきです。
応募者の政治的立場や支持政党によって採用判断を左右することは、
公正な採用選考の原則に反し、就職差別につながります。
政治的信条は本来自由であり、採用選考の判断材料とすべきではありません
ただ・・・昨今の政治離れが進む中、支持政党があると逆に評価が上がりそうな気もしますが・・・

NG質問8:「尊敬する人物は誰ですか?」
これ!!以前は全くOKな質問でした。
さらに尊敬する人は親族の中から答えなさい!!とハウツーがあった程です。
時代の流れですね・・・
尊敬する人物に関する質問は、応募者の思想・信条を探る可能性があり、適切ではありません。
この質問を通じて、応募者の価値観や人生観を把握し、採用判断に影響を与えることは、
思想・信条の自由を侵害します。
職務に必要な適性・能力の評価に焦点を当てるべきです。

NG質問9:「労働組合についてどう思いますか?」
この質問は、なんとなくNGな気がしますよね。
ただ昨今では、逆にこのような質問自体の意図が伝わらない労働環境になっている気もします。
労働組合への加入状況や活動歴、労働組合に対する考え方に関する質問は控えるべきです。
労働組合活動は労働者の権利であり、これを理由に採用判断を左右することは禁止されています。
応募者の労働組合に対する見方によって採用を判断することは、就職差別につながります。

NG質問10:「愛読書や購読している新聞・雑誌は何ですか?」
この質問もNGなんですね。
購読新聞・雑誌・愛読書に関する質問は、応募者の思想・信条を把握する可能性があるため避けるべきです。
読書習慣や情報源の選択から、応募者の政治的立場や思想的傾向を推測し、
採用判断に影響を与えることは、思想・信条の自由を侵害し、就職差別につながります。

後半5選は思想・信条に触れる質問にてNGとのことです。
一昔前は「尊敬する人物」や「愛読書」の質問はけっこうされていた記憶がありますが、
このあたり、最新の感覚にアップデートしていく必要性がありますね。
以下、番外編で

NG質問番外編:「好きな野球チームはどこですか?」
この質問も実はNGです。
野球チームへの支持は、応募者の価値観や人生観の一部を反映する可能性がある。
またこのような事項を採用判断の基準とすることは、就職差別につながるおそれがあるからです。
確かに、大阪の会社に就職するのに「好きな野球チームはどこですか?」との質問に
「ジャイアンツ!!」と回答したら不採用になりそうですよね・・・

という訳で、面接時のNG質問10選+番外編を挙げてみました。
皆様もご自身が使われる面接時の質問について、上記のような観点が含まれていないか
再度点検されてみてはいかがでしょうか。

より効果的な質問や質問構成について知りたい担当者様。
お気軽にディライト社会保険労務士事務所へご相談ください。

以上